マーケット指標
2014.05.08
成約賃料DI(2014年第1四半期)
ザイマックス不動産総合研究所は「成約賃料DI(ディフュージョンインデックス)」2014年第1四半期(1月から3月期)について東京23区および都心3区の結果をまとめた。 2014年第1四半期の成約賃料DIは東京23区で「9」、都心3区で「8」となった。前期(2013年第4四半期)からそれぞれ9ポイント、11ポイント上昇している。 全般的なオフィス需要の拡大傾向を受け、賃料が上昇した物件の割合が増加し、下落した物件の割合は減少した。[図表1] 成約賃料DI(東京23区)
[図表2] 成約賃料DI(都心3区)
(注)都心3区:東京都千代田区、中央区、港区
成約賃料DIについて
「成約賃料DI」は「成約」ベースのデータを用い、同一ビルにおける新規賃料単価の変動(「上昇」「据置」「下落」)からオフィスマーケットの市況を表した指標である。 ザイマックスグループが独自に収集した成約データなどを用い、各ビルごとに半年前の賃料単価(共益費込単価)と比較。「上昇」「据置」「下落」についてそれぞれ棟数をカウントし、その割合を求めた上で上昇パーセンテージから下落パーセンテージを引いた数字を「成約賃料DI」とした(下図参照)。データ数は各四半期、平均400件程度。