出社率の実態と、コロナ禍収束後の意向(2022年秋)
【1】出社率(実態/意向)
【2】出社率(実態/意向、過去調査との比較)
- 企業へのアンケートで、全社員がオフィスに出社した場合の出社率を100%とし、「現在の平均的な出社率(実態)」と「コロナ禍収束後の出社率(意向)」を聞きました。
- 【1】実態では20.0%が「100%(完全出社)」と回答した一方で、23.0%は「出社率40%未満」(出社率40%=全社員が平均して週2日出社する程度)に抑えていることがわかります。出社率(実態)の平均値(*)は66.7%でした。
* 平均値は、各選択肢が示す範囲の中央の数値を採用して算出した。「1%~9%」は5%、「10%~19%」は14.5%、「20%~29%」は24.5%…以下同様。
- また、コロナ禍収束後の意向では「100%(完全出社)」が25.3%に増えますが、残り74.7%は頻度や程度に差はあるものの、テレワークを行う意向があるといえます。出社率(意向)の平均値は69.6%で、実態の平均値と大きな差はみられませんでした。
- 【2】さらに、出社率(実態/意向)を、「0%(完全テレワーク)」、「1%~39%(テレワーク派)」、「40%~59%(半々)」、「60%~99%(出社派)」、「100%(完全出社)」の5段階に分け、過去調査の結果と比較ました。
- 実態では、「出社率40%未満」の割合が、ピークであった2021年春調査から減少傾向にあり、少しずつオフィス回帰が進んでいるようにみえます。意向をみると、少しでもテレワークをする意向のある割合はほとんど変わらず推移しており、約75%がテレワークを活用する状態に収束していくと考えられます。
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DATA
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