<ワークプレイス戦略見直し状況別>オフィスレイアウトの実態

【1】<ワークプレイス戦略見直し状況別>フレキシブルなスペースの導入率

<ワークプレイス戦略見直し状況別>フレキシブルなスペースの導入率

【2】<ワークプレイス戦略見直し状況別>固定席とフレキシブルな席の比率

<ワークプレイス戦略見直し状況別>固定席とフレキシブルな席の比率
  • 企業へのアンケートで、ワークプレイス戦略の見直し状況を聞いた結果、「着手していてうまくいっている」企業は10.6%にとどまり、「着手しているが課題を抱えている」(16.8%)、「検討中・情報収集中」(36.8%)と半数以上の企業は模索段階でした。
  • 【1】ワークプレイス戦略の見直し状況別に、入居中のオフィスにあるフレキシブルなスペースの導入率を比較すると、ほとんどの項目に対して「着手していてうまくいっている」グループが最も高い結果となりました。オフィス内にさまざまなスペースを整備することが、ワークプレイス戦略の見直しにおいて有効であると推察されます。
  • また、コロナ危機発生による急速なテレワーク拡大で需要が増したとされる「リモート会議用ブース・個室」や「電話専用ブース・個室」においては、他のグループとの差が特に大きく、ワークプレイス戦略の見直しが好調な企業は新たな需要を的確にとらえ迅速に対応している様子もうかがえます。
  • 【2】同様に、入居中オフィス内の座席(会議室を除く)のうち、固定席と【1】で示したようなフレキシブルなスペースにある座席の比率を比較しました。「着手していてうまくいっている」グループはフレキシブルな席を多く用意している企業の割合が高いことがわかりました。

(出所) ザイマックス不動産総合研究所「大都市圏オフィス需要調査2021春」(2021)

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【WORKTREND⑪】コロナ禍にみられる企業のワークプレイス戦略

コロナ禍で加速した働き方の変化に応じて、ワークプレイス戦略の見直しが進んでいる。多くの企業が模索を続けるなかで、現れてきた取り組みを紹介する。

DATA

コロナを機にワークプレイス戦略の重要性を感じた企業の割合

コロナを機に多くの企業がワークプレイスの重要性や見直す必要性を感じており、見直しに着手済み・着手予定の企業は約8割にのぼりました。