テレワーク実施割合の実態と理想

【1】テレワーカーのテレワーク実施割合(実態)

テレワーカーのテレワーク実施割合(実態)

【2】テレワーク希望者の理想のテレワーク実施割合

テレワーカーのテレワーク実施割合(実態)
  • 【1】調査時点で何かしらのテレワークを実施しているオフィスワーカーをテレワーカーとし、1週間のうちオフィス出社とテレワークをそれぞれどの程度実施しているか、平均的な時間配分をアンケートで聞きました。
  • テレワークをしている時間は平均で53.8%、日数に換算すると週2.7日程度(週5日勤務の場合)でした。ただし、実施割合を10%刻みに区切った分布をみると、両端の「0%超10%以下」と「90%超100%以下」に回答が集中しており、テレワーカーのなかでもほぼ毎日テレワークしている人とたまにしかしない人とで二極化している様子がうかがえます。
  • 【2】コロナ危機収束後の働き方としてテレワークを希望するワーカーに対して、オフィス出社とテレワークをどの程度の割合で使い分けたいかを聞いたところ、理想のテレワーク実施割合の平均は52.2%(週2.6日程度)でした。
  • 平均値は【1】でみた実態(53.8%)と同程度ですが、その分布をみると「40%超50%以下」と回答したワーカーが最も多く23.7%となりました。実態では「0%超10%以下」と「90%超100%以下」に二極化していましたが、理想としては週5日勤務の場合、2~3日程度をテレワークで働きたいワーカーが多いようです。
  • また、「90%超100%以下」の(ほぼ)完全テレワークの働き方を希望するワーカーは9.9%と1割程度にとどまっていることから、テレワークが今後さらに普及しても、働く場所としてオフィスの必要性は依然なくならないと考えられます。

(出所)ザイマックス不動産総合研究所「首都圏オフィスワーカー調査 2020」(2020)

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