東京オリンピック・パラリンピック期間中の交通混雑対策
【1】東京2020大会開催期間中の交通混雑対策の有無
【2】東京2020大会開催期間中の交通混雑対策の内容
- 東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催期間中、東京都心では交通混雑が予想され、通勤への影響が懸念されています。
- 【1】オフィス所在地が東京都の企業に交通混雑対策の有無を聞いたところ、何かしらの対策を検討している企業は38.2%にとどまり、残りの6割以上は「これから対策を考える」(26.6%)、「未定・わからない」(23.2%)、「対策する予定はない」(12.1%)と回答しました。開催まで残り1年を切った現時点でも、問題意識が広く共有されるには至っていないようです。
- 【2】何かしらの対策を検討している企業の中では、「時差出勤」(72.2%)や「有給休暇取得の推奨」(57.9%)を検討している企業が多い結果となりました。これらは考えられる対策の中でも比較的取り組みやすく、実施するにあたってのハードルが低いのかもしれません。しかし、多くの企業が時差出勤のみを実施した場合、その効果は交通混雑のピークがスライドするだけの限定的なものになりかねません。そういった懸念を解消するためにも、レンタルオフィス、シェアオフィスやサテライトオフィス等のテレワークする場所を整備することが、より有効な対策になるでしょう。
- 働き方や働く場所を多様化していくことの重要性は、昨今の働き方改革における社会的要請に加えて、東京2020大会を間近に控える今、一層高まっているのではないでしょうか。
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