<オフィス面積の変化別>レイアウト配分の変化
(集計対象:全体/抜粋)
- オフィス内のレイアウトを「固定席スペース」「会議室」「フレキシブルなスペース(*)」の3種類に分け、それぞれ過去1年間(2018年4月~2019年3月)の面積の変化を聞き、オフィス全体の面積変化との関係を調べました。
- オフィスの全体面積を拡張した企業では、3種類すべてのスペースを一律に増やしている様子がうかがえます。
- オフィスの全体面積を縮小した企業では、27.5%がフレキシブルなスペースを増やしている一方、会議室を増やした割合は10%、固定席を増やした割合は2.5%に留まりました。また、オフィス面積を縮小した企業の7割が、固定席を削減していることもわかりました。オフィス面積を縮小した企業では、固定席や会議室といった、場所も用途も固定的なスペースを減らす代わりに、フリーアドレス席やオープンなミーティングスペースといったフレキシブルなスペースを増やすことによって、面積の効率化を図っていることが推察できます。
*フレキシブルなスペース…フリーアドレス席、グループアドレス席、オープンなミーティングスペース、リフレッシュスペース、ABW、食堂・カフェスペースなどを指す
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VIEWPOINT
多様化するワークフォースのためのオフィスデザイン
ジェレミー・マイヤーソン/WORKTECH Academy 理事、Royal College of Art 特認教授
「企業がこれからのオフィスを考えるにあたっては、Control/Messaging/Alignment/Refreshという4つの要素を意識するとよいでしょう」
DATA
固定席とフレキシブルなスペースの導入目的の違い(2019年春)
固定席の導入目的は「入居人数の増減」が1位だったのに対し、フレキシブルなスペースでは「社内のコミュニケーション活性化」が1位となりました。