2016年2月

変わる働き方とオフィス利用からみる将来のオフィス需要の方向性 ~大都市圏企業調査「働き方とオフィス利用アンケート」を中心に~

『ARES 不動産証券化ジャーナル Vol.29』

(中山善夫 石崎真弓)

近年、ICT(情報通信技術)の急速な発展により、企業でのモバイルワークの導入をはじめ、働き方のイノベーションが起こっている。本稿では、企業の働き方とオフィス利用の変化により、オフィス需要がどのような影響を受ける可能性があるかについて、ザイマックス総研で2015年に実施した大都市圏企業調査「働き方とオフィス利用に関するアンケート」の調査結果をもとに考察した。

2015年12月

新規賃料と継続賃料の両方を含む新しいオフィス賃料指数 ~ザイマックス支払賃料インデックスの紹介~

『ARES 不動産証券化ジャーナル Vol.28』

(中山善夫 大西順一郎)

現在の賃料指数のほとんどは、「新規賃料」を対象としており、収益の大部分を占める「継続賃料」が含まれていないため、不動産収益という観点からは十分な指標とはいえない。そこで、東京23区オフィスビルのテナント契約データを統計的に処理して「支払賃料インデックス」を新たに開発し、不動産収益の安定性について考察した。

2015年11月

中小規模オフィスビルストックの再生と環境認証

『IBEC機関誌 建築環境・省エネルギー情報 2015年11月』

(吉田淳)

CASBEE-不動産やDBJグリーンビルディング認証、SMBCサステイナブルビルディング評価、BELS(建築物省エネルギー性能表示制度)評価を獲得しているザイマックス溜池山王ビルの事例を通じて、環境認証を活用した築古の中小ビルストック問題の解決について考察した。

2015年10月

オフィスビルのクラス分けに関する考察 ~京都大学加藤研究室との共同研究から~

『ARES 不動産証券化ジャーナル Vol.27』

(中山善夫 山方俊彦)

オフィスビルのクラス分けに使われる「A~Cクラス」という区分は、業界としての統一の基準がある訳ではなくい。そこで、京都大学加藤研究室と共同でオフィスビルの科学的なクラス分けに取組んだ。その成果や諸外国でのクラス分けの実情を紹介し、不動産分類のあり方や個別不動産を見る際の視点について言及した。

2015年8月

オフィス賃料変化のマイクロ構造 ~不動産(オフィスビル)収益の安定性を考察する~

『ARES 不動産証券化ジャーナル Vol.26』

(中山善夫 渡部円)

マーケット賃料水準を反映する新規賃料と、オフィスビルの収益性を反映する継続賃料と明確に区別した上で、テナント契約データを用いて契約更新や賃料改定、およびその要因を分析し、オフィスビル収益の安定性について考察した。

2015年7月

企業経営のための不動産戦略

『CREマネジメントハンドブック JAPAN2015』

(中山善夫)

不動産戦略は企業の重要な経営戦略のひとつであり、企業の中長期的な安定性、成長に影響を及ぼすと指摘し、中長期的なビジネス環境の変化に合わせて「借りる」「持つ」という選択肢をフレキシブルに考えることの重要性を述べた。

日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)のホームページの書籍・報告書のページで紹介されています。

2015年7月

CREとリスクマネジメント

『CREマネジメントハンドブック JAPAN2015』

(中山善夫 大西順一郎)

企業における不動産リスクマネジメントの重要性を、企業と不動産の関わり方やリスクの分野の観点から確認し、現状の課題および今後推進するための視点について考察した。

日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)のホームページの書籍・報告書のページで紹介されています。

2015年7月

CREのサステナビリティマネジメント

『CREマネジメントハンドブック JAPAN2015』

(吉田淳)

企業経営の観点から、環境不動産の便益、不動産の環境リスク、環境ラベリング制度、ザイマックスにおける取り組みについて解説し、持続可能な企業不動産価値を目指すマネジメントが企業およびステークホルダーに対してもたらす利益について考察した。

日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)のホームページの書籍・報告書のページで紹介されています。

2015年6月

これからの不動産市場における環境マネジメントの重要性 ~ 環境認証の経済性分析を通じて ~

『ARES 不動産証券化ジャーナル Vol.25』

(中山善夫 吉田淳 大西順一郎)

近年、環境に対する問題意識が高まっており、不動産業界においても様々な取り組みが行われてきた。その取り組みのひとつである環境認証の有無がオフィスビルの新規成約賃料に与える影響について、ヘドニック・アプローチを用いて検証し、不動産のハード面だけでなくソフト面をマネジメントすることで環境性能、不動産価値を高める環境マネジメントの重要性を指摘した。

2015年4月

中長期投資の時代に求められる不動産投資スタイル ~リスクマネジメントから「修繕」を考える~

『ARES 不動産証券化ジャーナル Vol.24』

(中山善夫 鎌田佳子 石原健司)

リーマンショック後、不動産投資に関する考え方に変化が生じ、不動産を中長期的に保有し運用する流れになってきている。このような状況下では、投資期間中の不動産をいかに適切に管理・運営するかがポイントである。本稿では、管理・運営の重要な要素の1つである「修繕」について紹介した。