2016年8月

企業不動産のサステナビリティマネジメント

『不動産鑑定 9月号』

(吉田淳)

本稿では、個別の不動産に対するサステナビリティの取組に留まらない、CRE戦略としての「企業不動産サステナビリティマネジメント」の概念を紹介し、その実例と重要性について述べている。
併せて、その背景となる不動産と環境に関する国内外の動き、環境不動産がもたらす便益やリスク等について論じると共に、環境認証の有無が経済性に与える影響の分析結果についても紹介している。

2016年8月

変わる東京オフィスマーケット
~データでみる現状と需給動向からこれからを考える~

『ARES 不動産証券化ジャーナル Vol.32』

(中山善夫 山方俊彦)

我が国における不動産約2500兆円のうち、企業不動産は約470兆円と言われている。その中でも一番割合が高いのはオフィスであり、景気の不透明感が増す昨今において、オフィスマーケットの現状と今後を分析することは重要である。
本稿では、ザイマックス総研が発表している「オフィスマーケットレポート東京(2016年Q1)」をべースに現在のオフィス市況について見たあと、東京のオフィスマーケットについて、「供給」と「需要」の両面における「量」と「質」の変化を考察した。

2016年7月

企業経営における不動産リスクマネジメント

『不動産鑑定 8月号』

(中山善夫)

近年、企業が直面するリスクを適切に把握・評価・対策を行い、事業に貢献し、企業価値を高めるリスクマネジメントの重要性が高まっている。
本稿では、企業の重要な経営要素の1つである不動産に注目し、企業経営における不動産リスクマネジメントの重要性、課題および推進のための視点について考察した。

2016年7月

オフィスの「安心・安全」を考える

『JFMAジャーナル2016SUMMER』

(石崎真弓)

東日本大震災から5年を経過し、いまなお首都圏直下地震・南海トラフ地震の発生リスクが叫ばれているなか、企業はオフィスについての防災対策を徹底することが求められている。
本稿では、地震発生時における震災対策を中心に、その実態と課題について考察し、防災対策を継続的に運用していくことの重要性を述べた。

2016年6月

企業経営のための不動産戦略

『不動産鑑定 7月号』

(中山善夫)

不動産は企業経営において不可欠な資源であり、これを企業経営にどう位置づけ、戦略的に扱うかは、きわめて重要なテーマである。本稿では、日本企業の不動産戦略を振り返り、企業経営を取り巻く状況を整理したうえで、中長期的に変化するビジネス環境に合わせて、不動産戦略をフレキシブルに考えることの重要性を述べた。

2016年6月

スマートウェルネスオフィスが開く新たなオフィスマーケット(1章の一部抜粋を掲載)
改修の評価と市場への訴求(4章の一部抜粋を掲載)

『中小ビルの改修ハンドブック
~サステナブル社会を支えるスマートウェルネスオフィスへ向けて~』

(吉田淳)

第1章では築古化が進む中小規模オフィスビルの実態と課題について、 第4章では環境マネジメントへの取組がオフィスビルの新規成約賃料に与える影響について解説した。
なお、本稿は一般社団法人 日本サステナブル建築協会内に設置のスマートウェルネスオフィス研究委員会の平成27年度活動成果の一部として作成したもので、日本サステナブル建築協会(JSBC)のホームページで紹介されています。

2016年6月

環境マネジメントの経済性分析

『環境ビジネス 夏号』

(吉田淳)

持続可能な社会の実現へ向け、環境負荷の低い良質な不動産ストックの形成が求められている。しかし、不動産の環境性能を高めるには一定の追加投資が必要となるため、経済性の有無が長らく重大な関心事となってきた。この課題に対して、ザイマックス総研は価格と性質の関係を明らかにするヘドニックアプローチを用いて解明を試みた。

2016年6月

これからの商業施設を考える
~過去40年の出店動向と今後の変化から見えてくるもの~

『ARES 不動産証券化ジャーナル Vol.31』

(中山善夫 山田賢一)

商業施設における過去のストック形成の経緯を明らかにすることは、将来の不動産マーケットやその課題を考える上で、示唆に富むものと考えられる。本稿では、過去40年の大型小売店舗の出店動向から、法規制の影響や、規模・業態・立地の変遷の実態と、それらの特徴を紹介する。さらに商業施設を取り巻く環境を整理し、今後の方向性や課題について考察した。

2016年4月

中長期的なオフィス市場の方向性と課題に関する一考察
~「オフィスピラミッド」にみる中小規模ビルの築古化問題~

『ARES 不動産証券化ジャーナル Vol.30』

(中山善夫 山方俊彦)

企業の生産活動に直結する重要な不動産であるオフィス。しかし、オフィス市場の抱える構造的な問題や課題についての議論はほとんどなされていない。そこで本稿では、オフィス市場の変化について、「オフィスビルのストック」「企業のオフィスニーズ・働き方」「ビルオーナー」の3つの側面から分析し、今後のオフィス市場における中長期的な課題として「中小規模ビルの築古化問題」に焦点を当てて考察した。

2016年2月

一章 エネルギー環境保全をとりまく状況(一部抜粋を掲載)

『施設におけるエネルギー環境保全マネジメントハンドブック2016』

(吉田淳)

地球環境問題の顕在化や、東日本大震災を契機とした電力需給の逼迫などにより、エネルギー問題への関心が高まる昨今の情勢下における、エネルギー消費とコストの状況や法規制、環境認証制度について解説した。

日本ファシリティマネジメント協会(JFMA)のホームページの書籍・報告書のページで紹介されています。