オフィス面積を縮小したい理由(2023年春)

オフィス面積を縮小したい理由(2023年春)
  • 企業へのアンケートで、今後(2~3年程度先まで)のオフィス面積に関する意向(【2】)を聞いたところ、「拡張したい」が15.6%、「縮小したい」は6.3%でした。
  • 縮小したい理由としては「オフィスコストを削減するため」(51.4%)が最も多いものの、過去調査と比べると10ポイント以上の低下がみられました。
  • 第2位の「テレワークにより必要面積が減るため」(50.5%)も2020春調査以降最低でした。背景としては、コロナ禍発生から3年以上が経過し、テレワークを前提としたオフィス面積の削減・効率化がすでに一段落したことが考えられます。
  • また、今回から設けた選択肢「より立地や質のよいビルに移転するため」の割合は20.2%に上り、オフィスを削減すべきコストではなく投資と捉える動きが一部に生まれているといえるかもしれません。ハイブリッドワークによって必要面積が減らせるようになることで、賃料総額を抑えながらより高品質なオフィスに移るという選択が一定の支持を得る可能性もあります。

(出所) ザイマックス不動産総合研究所「大都市圏オフィス需要調査2023春<詳細版>」(2023)

TOPへ戻る

関連記事

VIEWPOINTWORKTREND

【WORKTREND㉜】顔見知りが増えコミュニティが育つ。リアルな空間に集まる価値とは

CIC Tokyo ゼネラル・マネージャー 平田美奈子氏

企業のオフィスが「訪れる価値のある場所」であるためには何が必要なのか。コロナ禍中でも多くの入居者を引き付けてきたシェアオフィスからヒントを探る。

DATA

今後のオフィス面積の変化(2023年春)

企業へのアンケートから、オフィスの在籍人数の変化が必ずしもオフィス面積に関する意向に直結しない可能性が示唆されました。