オフィス面積の変化(2023年春)

【1】オフィス面積の変化

【1】オフィス面積の変化

【2】面積拡張の理由

【2】面積拡張の理由
  • 【1】企業へのアンケートで、過去1年間におけるオフィス面積の変化を聞いたところ、オフィス面積が「拡張した」と回答した割合は7.1%、「縮小した」は7.4%でした。2022年秋調査に続き「縮小した」が「拡張した」を上回っているものの、その差は縮まりつつあります。
  • 【2】面積拡張の理由としては、「人が増え手狭になったため」(63.4%)が最も多い結果となりました。同項目はコロナ禍以降減少傾向でしたが、今回の調査で増加に転じました。
  • 要因としては、オフィスの在籍人数が増加した企業の割合が増えている(【図表1】)ことに加え、出社人数(*)も増加していることが挙げられます。今回の調査では過去1年間において出社人数が「増えた」と回答した割合は33.5%に上り、「減った」(9.3%)を上回りました。

調査時点で出社している平均的な人数

  • 2023年5月の新型コロナウイルス感染症の5類移行に伴い、一定数のワーカーがテレワークから出社に戻りつつあり、オフィス需要にも影響を与えていることがうかがえます。

(出所) ザイマックス不動産総合研究所「大都市圏オフィス需要調査2023春<詳細版>」(2023)

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