<年代別>働く場所に関する価値観(2018~2022)

<年代別>働く場所に関する価値観(2018~2022)
  • オフィスワーカーを対象とした年1回の定期調査で、仕事に関するさまざまな価値観について5段階の尺度で聞きました。そのなかの、働く場所に関する価値観「【A】決まったオフィスに通勤して働くのがよい」と「【B】仕事をする場所をそのときどきに選べるのがよい」のどちらに近いか聞いた結果を、年代別に比較しました。
  • 2018年と2019年には全世代で「【A】決まったオフィスに通勤して働くのがよい」の割合の方が高い結果となりましたが、コロナ禍が発生した2020年に「【B】仕事をする場所をそのときどきに選べるのがよい」の割合が伸び、30代・40代では【A】を上回りました。
  • その後、2022年には20代・30代で【B】の割合が【A】の割合を上回り、特に30代では年々【B】の割合が増加しています。一方、40代以上では再び【A】が逆転していることから、場所を選べる働き方への志向は20代・30代の若年層で特に強くなっているといえるでしょう。若年層に出社を強制したり、在宅勤務しか選択肢を与えなかったりすることは、組織へのエンゲージメント低下や生産性低下などを招く一因となるかもしれません。

(出所) ザイマックス不動産総合研究所「オフィスワーカーの働く場所の変遷」(2023)

TOPへ戻る

関連記事

VIEWPOINTWORKTREND

【WORKTREND㉜】顔見知りが増えコミュニティが育つ。リアルな空間に集まる価値とは

CIC Tokyo ゼネラル・マネージャー 平田美奈子氏

企業のオフィスが「訪れる価値のある場所」であるためには何が必要なのか。コロナ禍中でも多くの入居者を引き付けてきたシェアオフィスからヒントを探る。

DATA

<年代別>在宅勤務の不満(2020、2022)

在宅勤務に対する不満の感じ方は、年代によって異なる特徴があるようです。2020年と2022年の調査結果を比較して、若年層の不満が高まっている項目は…。