<テレワークの場所の充実度別>テレワークの生産性評価(2020年秋)

【1】テレワークの生産性に対する評価

【2】<テレワークの場所の充実度別>生産性に対する評価

  • 【1】企業へのアンケートで、「テレワークで貴社の生産性は上がると思うか」と聞いたところ、31.9%の企業が「非常にそう思う」または「ややそう思う」と回答しました。一方、45.8%の企業は「あまりそう思わない」「まったくそう思わない」と回答したほか、「わからない」も22.2%と少なくない割合でした。
  • 評価の理由を自由記述で聞いた結果、テレワークで生産性が上がると思う(「非常にそう思う」「ややそう思う」)理由には、実際にテレワークを経験したうえで、移動時間の効率化や業務によって場所が選べることの効果を感じていると思われるコメントが多くみられました。一方、生産性が上がると思わない(「まったくそう思わない」「あまりそう思わない」)理由としては、テレワーク未経験であったり、一時的にしか経験していなかったりして、実際にテレワークで仕事ができるイメージを持てない人が多いようでした。
  • 【2】この結果をテレワークする場所の充実度別に比較すると、在宅勤務だけしか整備していない企業よりも、サテライトオフィスを整備している企業の方が、よりテレワークの生産性を評価していました。このことからも、テレワークは実際に経験することで、よりその効果やメリットを実感できるといえるでしょう。

(出所)ザイマックス不動産総合研究所「大都市圏オフィス需要調査2020秋」(2020)

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DATA

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