<テレワークする場所の充実度別>ワークプレイス運用に関して困ったことや課題

<テレワークする場所の充実度別>ワークプレイス運用に関して困ったことや課題
  • 企業へのアンケートで、ワークプレイス運用に関しての困ったことや課題(大都市圏オフィス需要調査2020秋【図表25】)を聞きました。「テレワーク時のマネジメント(業務、勤怠、評価等)が難しい」(38.2%)が1位となったほか、テレワーク関連の課題が上位に並びました。
  • この結果をテレワークする場所の充実度別にみると、サテライトオフィスを整備している(在宅勤務の整備の有無は問わない)企業は、そうでない企業と比べてよりさまざまな課題を感じている傾向がみられました。サテライトオフィス整備をはじめ、ワークプレイス施策に積極的に取り組んでいる分、多くの課題に直面しているのかもしれません。
  • 「テレワークする場所なし」の企業は、全体的に課題に感じている割合が低い一方、「テレワークに必要なネットワーク環境の整備が不十分」(21.4%)、「テレワークに必要なICT機器の整備などにかかるコストが重い」(12.0%)などでは、テレワーク場所がある企業よりも課題に感じている割合が高い結果となりました。これらは、ワークプレイス運用の中でテレワークの導入を検討する際、比較的初期の段階で直面する課題であるため、テレワークを導入済みの企業ではすでに乗り越えた課題であると考えられそうです。

(出所)ザイマックス不動産総合研究所「大都市圏オフィス需要調査2020秋」(2020)

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ジェレミー・マイヤーソン/WORKTECH Academy 理事、Royal College of Art 研究教授

世界中で囁かれるオフィス不要論に対し、ワークプレイスの専門家は異なる未来を提示します。新次元のオフィスに求められる「スーパーエクスペリエンス」とは。

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