在宅勤務のメリット・不満

【1】在宅勤務のメリット

在宅勤務のメリット

【2】在宅勤務の不満

在宅勤務の不満
  • 【1】オフィスワーカーに対するアンケート調査で、在宅勤務のメリットを利用者に聞きました。
  • 上位2項目は「移動時間・通勤時間の削減」と「集中して仕事ができる」でした。この2項目は「レンタルオフィス・シェアオフィス」や「サテライトオフィス」の利用メリットとしても共通して上位にあがり、具体的な場所に関わらず、オフィス以外の場所で働くこと(テレワーク)のメリットであると捉えることができます。
  • 【2】働き方および働く環境についての具体的な不満(首都圏オフィスワーカー調査 2019【図表5】)で「自宅の環境ではテレワークしづらい」を選んだ人に理由を聞いたところ、「仕事のオン・オフが切り替えづらい」(49.6%)や「仕事に適したデスクやチェアがない」(49.6%)、「自室や書斎がない」(39.1%)などの不満を感じている割合が高いことがわかりました。在宅勤務には、【1】でみたようなメリットがある一方で、自宅はあくまでも住むための場所であり、働く場所として利用するには環境が整っていないという状況があるのかもしれません。
  • 以上のことを踏まえると、企業はテレワークをただ推し進めるのではなく、オフィスや多様なテレワーク施策のそれぞれのメリット・デメリットを十分に理解し、従業員がより働きやすくなるように働く場所の選択肢を与えることが重要でしょう。

(出所)ザイマックス不動産総合研究所「首都圏オフィスワーカー調査 2019」(2019)

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