テレワーク等がオフィスの1人あたり面積に与える影響(2019年春)
(集計対象:1人あたり面積が1.5坪以上15坪未満の企業(n=1,173))
- フレキシブルなオフィスレイアウトとテレワークの取り組み状況別にオフィスの1人あたり面積(中央値)を算出すると、どの取り組みについても導入済みの企業の方が、未導入の企業よりも1人あたり面積が小さいことがわかりました。
- オフィスレイアウトに関する取り組みでは、ABWを導入している企業と未導入の企業の1人あたり面積の差が特に大きく、1坪以上でした。
- テレワークする場所についても、レンタルオフィス・シェアオフィスの利用企業は1人あたり面積が2.73坪(未導入企業は3.80坪)、サテライトオフィスを利用している企業は2.79坪(同3.77坪)となり、働く場所の分散が、従来のオフィススペースの効率化に寄与している可能性が考えられます。
- 今後もオフィス内とオフィス外の双方で、フレキシブルで多様な働き方が進めば、本社などの固定的なオフィススペースの使い方やオフィス需要にも影響を及ぼすかもしれません。
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VIEWPOINT
ABWは「裁量さえ与えられれば人は最善の仕事をする」と信じることから始まる
ヨランダ・ミーハン/Veldhoen + Company アジア地区統括マネジャー
働き方改革のキーワードとして注目される「ABW」。しかし、ABWは働き方やオフィスレイアウトを指すものではないと、ヨランダ氏は話します。
DATA
テレワーク等がオフィスの1人あたり面積に与える影響(2018年秋)
テレワークなどの取り組みにより、働く場所をフレキシブルにしている企業は、オフィスの1人あたり面積が小さくなっているようです。