<勤務先別>居住地の分布(2019年と2023年)
- 首都圏オフィスワーカーへのアンケートで、自宅から在籍するオフィスへの通勤時間(*1)を聞いたところ、2023年調査の平均値は53.4分と2019年の49.4分より長くなりました【図表1】。*1 通勤時間:回答者が通常使用している通勤手段(電車、バス、自動車、自転車、徒歩など)による、自宅からのドア・ツー・ドアの所要時間(片道)。
- 通勤時間が長くなった背景として、都心へ通勤するワーカーの居住地が変化した可能性が挙げられます。実際に、勤務先が東京23区外のオフィスワーカーの居住地の分布は2019年と2023年でほぼ変化はみられない一方、「勤務先が東京23区内で、居住地が東京23区外」の割合は4.7%増加していることがわかりました。
- コロナ禍中にテレワークを経験し「都心にある勤務先の近くに住む」ことを重視する価値観が薄れ、勤務先と居住地の距離が広がったケースなどが考えられます。
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DATA
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テレワークする場所の整備状況を経年で比較しました。在宅勤務制度の導入率は減少傾向である一方、サテライトオフィスの導入率は年々増加しています。