働き方への満足度と相関がみられる項目(2023)
- 首都圏および地方都市のオフィスワーカーに対するアンケートの結果をもとに、働き方に関する以下4つの観点と、現在の働き方への満足度との相関を確認しました。 ①現在の働き方で感じている不満・課題 ②完全出社かどうか ③働く場所に対する裁量があるかどうか ④利用・実施している働き方に関する施策
- その結果、不満・課題のなかでも「テレワークでできる仕事でも出社を要求される」、「在宅勤務が禁止・制限されるようになった」、「周りの雰囲気や上司の意向でテレワークしづらい」といった、テレワークを自由にできないことに関する項目で負の相関がみられました(①)。「現在、完全出社である」とも負の相関(②)、「その日働く場所を自分で選べる裁量がある」とは正の相関(③)がみられたことから、テレワークの選択肢を持ち、働く場所を自由に決められるか否かが満足度に影響すると推察されます。
- 「通勤が苦痛に感じる」と満足度に負の相関がみられる(①)ことからもテレワークの必要性が確認できます。通勤ストレスの軽減が期待できるテレワーク環境の整備は満足度向上に有効でしょう(*)。 * 「首都圏オフィスワーカー調査 2022」【図表6】テレワーク経験者に聞いたテレワークのメリットは、「移動時間・通勤時間の削減」(83.0%)が最多であった。
- また、「モバイルワークの活用」「仕事でのチャットツールの活用」「在宅手当」といった周辺施策を充実させることでも、ワーカーの満足度向上が期待できると考えられます(④)。
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