オフィスレイアウトの変化

(複数回答、n=1,049)

  • 2015年10月~2016年9月の間にオフィスの中で、どのスペースが増え、あるいは減っているかの動きを捉えたものです。レイアウト変更により、新設/拡張した割合から廃止/縮小した割合の差(DI)をみてみると、DIが最も高い(=増加している)のは「会議室(個室)」(5.8ポイント)で、オフィス内における会議室のニーズが底堅いことがわかります。
  • また、「リフレッシュスペース」、「オープンなミーティングスペース」、「フリーアドレス席」(*1)の新設/拡張の割合も高く、多様化する働き方に伴うオフィス利用の変化がみてとれます。
  • 新設/拡張された割合が最も高かったのは「固定席(デスク)」(8.9%)ですが、同時に廃止/縮小されている割合も一定数(3.6%)ある点に注意が必要です。喫煙室のDIはマイナスとなり、オフィスの中で廃止/縮小傾向にあることがわかります。

(*1)フリーアドレス席・・・個人が自由に選ぶことができるスタイルのデスク

(*2)グループアドレス席・・・部署やチーム等の決められたエリアの中で、個人が自由に選ぶことができるスタイルのデスク

(*3)ABW・・・Activity Based Workingの略。集中するためのブース、チームで作業するためのスペースなど、業務に合わせて選べる多様なワークエリア

(出所)ザイマックス不動産総合研究所「大都市圏オフィス需要調査2016<需要動向編>」(2017)

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