オフィスマーケットレポート 東京 2020Q4

・ 今期(2020年10~12月期)の東京23区オフィスマーケットは、空室率が上昇、賃料は下落するなど、オフィススペースの需要は低い状況が続いている。
・ 空室率は前期と比べ0.53ポイント増加して1.87%となった。空室増減量は増加が13.6万坪、減少が7.7万坪と、3四半期連続で空室の増加が減少を上回った。空室在庫の減少割合を示す空室消化率は前期から3.4ポイント減少して26.8%であった。
・ 新規賃料の水準を示す新規成約賃料インデックスは前期から-11の121となった。新規賃料が上昇した物件の割合から下落した物件の割合を引いた成約賃料DIは前期から35ポイント下落して-22となり、24四半期ぶりにマイナス圏となった。
・ 新規賃料と継続賃料の両方を含む支払賃料インデックスは前期から横ばいの105となった。
・ 全契約の平均フリーレント月数は前期から変わらず0.9ヶ月、フリーレント付与率は前期から4.4ポイント増加して38.2%となった。

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