オフィスマーケットレポート 東京 2020Q2

・ 今期(2020年4~6月期)の東京23区オフィスマーケットは、オフィススペースの需要が鈍くなり、空室率も上昇するなど、変化の兆候がみられ始めた。
・ 空室率は前期と比べ0.30ポイント増加して1.01%となった。空室増減量は増加が11.7万坪、減少が8.6万坪と、4四半期ぶりに空室の増加が減少を上回った。空室在庫の減少割合を示す空室消化率は前期から24.0ポイント減少して46.4%であった。
・ 新規賃料の水準を示す新規成約賃料インデックスは前期から-9の128となった。新規賃料が上昇した物件の割合から下落した物件の割合を引いた成約賃料DIは+18と、前期から25ポイント低下した。
・ 新規賃料と継続賃料の両方を含む支払賃料インデックスは前期から+2の103となった。
・ 全契約の平均フリーレント月数は前期から0.3ヶ月減の0.9ヶ月、フリーレント付与率は前期から2.3ポイント減少して34.3%となった。
・ TOPIC 2020年1~6月の空室面積の月次推移をみると、3月以降空室面積は毎月増加している。

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