2020年04月28日
オフィスマーケットレポート 東京 2020Q1
・ 今期(2020年1~3月期)の東京23区オフィスマーケットは、オフィススペースの需要が底堅く、新規の空室も順調に消化されており、引き続き堅調に推移している。
・ 空室率は前期と比べ0.07ポイント減少して0.71%となった。空室増減量は増加が15.0万坪、減少が16.2万坪と、3四半期連続で空室の減少が増加を上回った。空室在庫の減少割合を示す空室消化率は前期から3.9ポイント増加して50.5%であった。
・ 新規賃料の水準を示す新規成約賃料インデックスは前期比+9の137となった。新規賃料が上昇した物件の割合から下落した物件の割合を引いた成約賃料DIは+43と、20四半期連続プラスで推移している。
・ 新規賃料と継続賃料の両方を含む支払賃料インデックスは前期比+1の101となった。
・ 全契約の平均フリーレント月数は前期から0.1ヶ月減の1.2ヶ月、フリーレント付与率は前期から4.2ポイント減少して36.6%となった。
・ 新型コロナウイルスによる経済悪化が懸念される中、オフィス指標への影響は、今期はまだみてとれない。
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