2019年11月06日
オフィスマーケットレポート 東京 2019Q3
・ 今期(2019年7~9月期)の東京23区オフィスマーケットは、オフィススペースのニーズは依然強く、既存空室も順調に消化されたため、2四半期ぶりに空室率は低下した。新規成約賃料の上昇傾向は継続している。
・ 空室率は前期と比べ0.08ポイント減少して0.79%となった。空室増減量は増加が7.7万坪、減少が8.6万坪と、2四半期ぶりに空室の減少が増加を上回った。空室在庫の減少割合を示す空室消化率は前期から1.0ポイント減少して49.7%であった。
・ 新規賃料の水準を示す新規成約賃料インデックスは前期から+8の135となった。新規賃料が上昇した物件の割合から下落した物件の割合を引いた成約賃料DIは+40と、18四半期連続プラスで推移している。
・ 新規賃料と継続賃料の両方を含む支払賃料インデックスは前期から+2の98となった。
・ 全契約の平均フリーレント月数は1.6ヶ月、フリーレント付与率は45.9%と、フリーレントはマーケットに定着しているとみられる。
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