オフィスマーケットレポート 東京 2015Q4

・東京23区オフィスマーケットは、企業の堅調な床需要を受けタイトな需給状況が続いているが、新規賃料水準の上昇は緩やかなペースに留まっている。立地改善、面積拡張、ビルグレードアップなど「前向き」な移転需要にマッチした物件では上昇が見られる一方で、マッチしない物件では引き続き横ばいもしくは下落傾向にあることが背景にあると考えられる。
・空室率は4.83%。前期と比べ0.38ポイント下降(14四半期連続の下降)。マーケット全体で順調に空室が消化されている。特に、人気エリアの大規模物件では空室が残り少ない状況になっている。
・新規賃料の水準を示す新規成約賃料インデックスは96。前期と比べ±0。賃料が上昇した物件の割合から下落した物件の割合を引いた成約賃料DIは+18。
・新規と継続賃料両方を含む支払賃料インデックスは82。前期と比べ±0で変動はなかった。
・平均フリーレント月数は2.6か月。前期と比べ0.4か月増加。6か月フリーレントを付与する割合は8.1ポイント増の24.6%。大きく下げた前期から少し戻して前々期と同水準となった。

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