出社率の実態と意向(2024年春)
【1】出社率の実態と意向
【2】出社率の実態と意向(経年比較)
- 企業へのアンケートで、全社員がオフィスに出社した場合の出社率を100%とし、「現在の平均的な出社率(実態)」と「今後の出社率(意向)」を聞きました。
- 【1】実態では24.7%の企業が「100%(完全出社)」と回答した一方で、17.9%は「出社率40%未満」に抑えていることがわかりました。
- 今後の意向では「100%(完全出社)」と回答した割合が23.0%で、残りの77.0%は引き続きテレワークを行う意向があります。平均値(*)は71.3%で、実態(71.6%)との間に大きな差はみられませんでした。
* 平均値は、各選択肢が示す範囲の中央の数値を採用して算出した。「1%~9%」は5%、「10%~19%」は14.5%、「20%~29%」は24.5%…以下同様。 - また、集計対象からは除いていますが、「従業員に任せる・特に設定しない」を選択した企業は全体(n=1,836)の11.0%でした。
- 【2】出社率(実態/意向)を、「0%(完全テレワーク)」、「1%~39%(テレワーク派)」、「40%~59%(半々)」、「60%~99%(出社派)」、「100%(完全出社)」の5段階に分け、過去調査の結果と比較すると、実態の「100%(完全出社)」は、新型コロナの5類移行直後に実施した2023春調査から横ばいが続いています。
- ただし、実態・意向ともに「60%~99%(出社派)」は微増傾向です。このことから、現在も多くの企業では出社とテレワークを使い分けるハイブリッドワークを継続しているものの、その内訳としては出社が徐々に増えていると考えられます。
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