オフィスマーケットレポート 東京 2021Q3

・ 今期(2021年7~9月期)の東京23区オフィスマーケットは、空室率が上昇、賃料は下落するなど、オフィスの供給が需要を上回る状態が続いている。
・ 空室率は前期と比べ0.45ポイント増加して3.41%となった。解約予告済み・募集中の面積を加えた募集面積率は5.91%と、前期から0.16ポイント増加した。空室増減量は増加が19.0万坪、減少が14.4万坪と、6四半期連続で空室の増加が減少を上回った。空室在庫の減少割合を示す空室消化率は前期から7.4ポイント減少して27.1%であった。
・ 新規賃料の水準を示す新規成約賃料インデックスは前期から3ポイント下落の86となった。新規賃料が上昇した物件の割合から下落した物件の割合を引いた成約賃料DIは前期から5ポイント上昇して-31となり、4四半期連続でマイナス圏となった。
・ 新規賃料と継続賃料の両方を含む支払賃料インデックスは前期から1ポイント下落の103となった。
・ 全契約の平均フリーレント月数は1.7ヶ月、フリーレント付与率は65.3%となった。

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