マーケット指標
2014.03.05
成約賃料DI、2013年第4四半期結果公表
ザイマックス不動産総合研究所は「成約賃料DI(ディフュージョンインデックス)」2013年第4四半期(10月から12月期)について東京23区および都心3区の結果をまとめた。 2013年第4四半期の成約賃料DIは東京23区で「0」、都心3区で「-3」となった。景気回復に伴い、大きな空室区画を抱えているビルで賃料を下げてテナント確保を優先する動きが見られた。その結果、前回に比べて賃料が下落した物件の割合が増えた。[図表1] 成約賃料DI(東京23区)
[図表2] 成約賃料DI(都心3区)
成約賃料DIについて
「成約賃料DI」は「成約」ベースのデータを用い、同一ビルにおける新規賃料単価の変動(「上昇」「据置」「下落」)からオフィスマーケットの市況を表した指標である。 ザイマックスグループが独自に収集した成約データなどを用い、各ビルごとに半年前の賃料単価(共益費込単価)と比較。「上昇」「据置」「下落」についてそれぞれ棟数をカウントし、その割合を求めた上で上昇パーセンテージから下落パーセンテージを引いた数字を「成約賃料DI」とした(下図参照)。データ数は各四半期、平均400件程度。